人生はいろいろ。そして、人生はエロエロ。
0
    スポンサーサイト

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    | スポンサードリンク | - | | - | - | - | - |
    0
      ネズミは、支出を惜しまないこと。

      JUGEMテーマ:日記・一般


      干支などの話。



      出張で札幌にやってきた。今年の初出張である。東京もそうだけど、北海道も今年の冬は例年以上に寒く、そして雪も多い。今朝の札幌の最低気温はマイナス12度。北海道出身の僕でも寒いと感じるし、地元のひとたちでさえ寒い、寒いと背中を丸めていた。



      さて、東京へ戻る飛行機のなかで全日空の機内誌「翼の王国」を読んだ。毎年1月号の冒頭は「招福十二支占い」である。僕の子年は一番最初に登場する。それによると、今年は人間関係が広がる年で、新しい出会いが仕事にも影響を与えるらしく、そのために、交際費をケチってはいけない、無駄遣いしろとまでは書いていないが、支出を惜しむなと書いてあった。



      僕はそもそも浪費家だから、どんな状況でもある程度お金は使ってきた。占いによると、今年は新しい人間関係構築のために今まで以上にお金を使えという「ご請託」であるから、ここは素直に従うことにしよう。



      さて、十二支というくらいだから、十二種類の干支がある訳で、日本の人口が約1億2千万人であるから、単純平均すれば一つの干支に約1千万人の人がいることになる。そうすると、上に書いた子年の占いは、約1千万人に共通のものだと理屈上なる。1千万人が同じ運命を今年たどる、そんなことは普通考えられないわけだが、かといって、占いというものを全否定することもないような気がする。



      占いは、科学ではないと思うけど、過去の膨大な経験とか、古来からの言い伝えなどを上手に整理、体系化したものだと思う。それはそれで一つの法則性に似たものがそこに存在するわけだから、傾聴に値すると考えてよい。デタラメはいけないが、一貫したものがあるというところに、占いの拠り所があるように思う。



      似たようなものに、占いではなく予想というのがある。例えば、競馬の予想だ。競馬中継を観ていると、競馬のプロである競馬新聞の記者の予想がことごとく外れるからとても愉快である。でも、予想が外れたからといってテレピ局に全国から苦情が殺到したという話は聞いたことがない。



      競馬ファンが記者に求めていることは予想が当たるという結果以上に、何故そう予想したのか、その理屈、プロセスなのだと思う。予想の理屈、プロセスに説得力があれば、たとえ予想が当たらなかったとしても、ファンはそう怒らないものである。とはいっても、10回予想して2回くらいは当ててもらいたいものである。10回予想して的中ゼロだと、さすがに信頼できないということになる。



      まあ、いずれにしろ、前回も書いたように、今年はなんとなくパーッといくということがキーワードになるような予感がする(予感だから、根拠はあまりないよ。)



      写真は、旧道庁赤レンガ。今回めずらしく忙しくて写真を撮る暇がなかった。この写真は12月に撮ったものです。


      | red | 北海道 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      0
        男男、男女、女男、女女。
        JUGEMテーマ:日記・一般



        男と女の話。


        今年の東京は例年になく寒いような気がする。僕もだいぶ年をとったせいか、北海道出身者であるにもかかわらず、寒いのがこの頃堪えるようになってきた。いつもならこの時期、ダウンジャケットなんかまだ着ないのだが、昨夜は新宿に出かける際にとうとうダウンを着てしまった。


        さて、新宿ゴールデン街の二軒目、そのお店にはいろいろな「性」を持ち合わせたお客さんたちが集まってくる。見た目だけでは到底判断がつくものではなくて、言葉遣いとか仕草などをよく観察しているとレズビアンであるとか、ゲイであるとか、はたまたバイであるとかがわかるようになる。ちなみに僕は、いまのところノンケです。


        僕がそろそろお店を出ようとしたときに、60歳前後と思われるメガネをかけた小柄な男性がお店に入ってきて、カウンター席の僕の横に座った。僕はジュリーの曲を気持ちよく歌っていたのだが、しばらくしてその男性と二言三言話をしてみると、彼は僕と同じ高円寺に住んでいること(僕は北高円寺、彼は南高円寺の違いはあったが。)、そして彼の言葉を借りれば彼は「半分、女性」だといことがわかった。


        「半分、女性」ということが具体的にどういうことなのか僕は聞かなかったし(この界隈では、人の事情をとやかく詮索しないことがエチケットだ。)正直、別段興味もなかった。なぜなら、この街はそういうひとたちが集まるところだから。


        ところで。村上春樹さんの『海辺のカフカ』に、次のような件が出てくる。大昔の神話世界は、男と女ではなく、男男と男女と女女という三種類の人間で成り立っていた。ところが、神様が刃物を使って全員を半分に割ってしまい、その結果、世の中には男と女だけになり、人々はあるべき残りの半身をもとめて、右往左往しながら人生を送るようになった。


        神様が刃物を使って全員を半分にした理由は、聖書にあるアダムとイブの楽園追放みたいに、人間に何かの罰(原罪)を与えようとしたためなのでは、村上さんは作中の登場人物にそう語らせている。


        昔も今も、人間は男と女だけではなくて、男男、男女そして女女で成り立っているのかもしれない。でも、もっと正確を期すならば、二番目にある男女に付け足して、女男というのもいるような気がする(順番はこの際、結構重要な気がする。)。つまり、世の中は四種類の人間で成り立っているということだ(ひょっとすると、もっと種類はあるのかもしれないが、僕はよくわからない。)。


        写真は、旧道庁赤レンガ。先日、札幌に出張したときに撮ったもの。ところで、羽田から札幌に行く機中、北海道日本ハムファイターズの栗山監督が僕の二つ横に座っていた。隣のビジネスマンが名刺を渡して野球談義を監督としていたが、監督は多分迷惑だったろうと思う。少なくても、名刺を渡すのはやめてほしかったね。

        | red | 北海道 | 19:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        0
          神の住むところに、裸婦は立つ。
          JUGEMテーマ:日記・一般



          地名の話。


          釧路に行ってきた。仕事で釧路には、月平均1回以上は行っている気がする。その釧路でも、遅ればせながらようやく桜(エゾヤマザクラ)が開花した。また、道東では今、時不知(トキシラズ)漁が盛んで、一昨日の宴会でも、定置網漁で捕獲された甘くて柔らかい時不知の塩焼きを美味しくいただいてきた。


          釧路管内には、厚岸(あっけし)という牡蠣の一大産地がある。昨年の大震災の際、津波で大きな被害を受けたが、今年は復活を目指してがんばっている。その厚岸では一昨日から「あっけし桜・牡蠣まつり」が開催されている。僕も子どもの頃、家族とこのお祭りに行って、新鮮な牡蠣を炭火で焼き、ホクホクで肉厚の牡蠣を鱈腹食べたものだ(ちなみに、厚岸とはアイヌ語で「牡蠣の多いところ」という意味。)。


          さて、先日、僕の好きな「秘密のケンミンSHOW」で、北海道と沖縄の対決が特集されていた。なぜ、北海道と沖縄を対決させなければならないのか僕にはわからなかったが(多分、北と南ということだと思うが、北海道民にはそもそも、他県に対する対抗意識というのは、ほとんどないように思う。)、内容は面白かったので、最後まで観てしまった。


          この対決のなかに、地名対決というのがあった。北海道の地名を沖縄県民が読めるのか、逆に、沖縄の地名を北海道民が読めるのか、そういった対決方法だったが、それぞれ3問(4問だったかな?)ずつ出し合って、結局どちらも1問も答えられなかった。


          例えば、「大楽毛」。これは、「おたのしけ」と読み、場所は釧路市内にある(「大楽毛」もテレビで出題されたが、沖縄県民の方は誰も読めなかった。)。僕は釧路で生まれ育ったから当然読めるが、釧路以外の方はまず読めないに違いない。


          ご存知のように、北海道にはアイヌ語に由来する地名がたくさんある。釧路もその一つで、その意味は諸説あるのだが、大体、川の通るところとか、通路とかいう意味である。大楽毛は、沼地の中心地といった意味である。このように、アイヌ語に由来する北海道の地名は読めないという問題があるのだが、ただ難解だということではなくて、その地名にきちんと意味があるというところがポイントになっている。


          阿寒(あかん)はアイヌ民族が多く住むところであるが、一般にはマリモが有名である。現在は市町村の統廃合で釧路市の一部になったが、その意味は「ウグイという川魚の住むところ」である。ところで、そもそも、「アイヌ」とはどういう意味なのだろうか。アイヌは北海道の先住民族で独自の文化を持つものであるが、アイヌ語でアイヌは「人間」という意味である。なかなか、深いものを感じる。


          写真は、釧路市の幣舞橋(ぬさまいばし)に立つ裸婦。幣舞橋には、有名彫刻家による4体の裸婦が設置されている。このような橋に裸婦があるのは全国でもここだけである。写真の彫刻は、今朝、「新・日曜美術館」で採り上げられていた彫刻家、佐藤忠良氏制作の「夏の像」である。ちなみに、幣舞橋はアイヌ語で「神の祭事が行われるところ」といった意味である。


           

          | red | 北海道 | 15:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          0
            酒は美味いし、ネーちゃんは綺麗だ。
            JUGEMテーマ:日記・一般



            北海道の話。


            お久しぶりねのブログ更新です。


            さて、少し前に、僕はこれからも、日本の美味しいお米を食べ続けますという話を書いた。先週のことであるが、日本穀物検定協会という機関が、2011年産米の「食味ランキング」を発表した。それによると、最高評価「特A」には26銘柄が選ばれたが、そのなかに、北海道の「ゆめぴりか」「ななつぼし」の2銘柄も入った。


            僕が経営に携わっている新宿の飲食店でも北海道産米を使っているが、多くの方から、美味しいとの評価をいただいている。思い出してみると、僕が釧路で過ごした今から40年くらい前の頃は、北海道産米は本当に美味しくなかった。僕の家は大家族だったから、経済的な理由から安いお米しか買えなかったことも原因だったかもしれないが、いずれにしろ、今の北海道産米は本州産米と同じくらい美味しくなったことが今回証明されたわけだ。


            これもひとえに品種改良の賜物なのだと思うが、今回の件を知ったときに、数年前に札幌に出張したときのことを思い出した。それは、学生時代に行き付けだった中華料理店に久しぶりに顔を出したときの話で、その店の屈強なマスターがチャーハンを作りながら「最近の北海道産米は、粘りが出てきてチャーハンが上手く作れなくなった。」と僕に話してくれたのだ。なるほどそんなものかなあ、と僕はそのとき思ったが、今ならマスターの話が十分理解できる。


            お米の収穫量という観点からすると、北海道は新潟と一位を争っている。今後は多分、北海道が新潟を大きく引き離すに違いない。また、食料自給率という視点でみると、全国平均が40%程度であるのに対し、北海道はなんと200%であり、北海道の「食料基地」としての存在感は今後ますます高まっていくに違いない。


            ちょっと話が飛ぶが、7月から予定されている再生可能エネルギー(太陽光、風力等)の買取義務化を踏まえ、すでに複数の事業者が、太陽光発電事業を僕の出身地である釧路で実施することを発表した。釧路は寒い、そういうイメージがあるかもしれないが、実は晴れの日がとても多くて、太陽光発電事業には適地なのだ。釧路を含めた道東地区は総じて日照時間が長いため、釧路以外でも太陽光発電事業が行われることになっている。


            人間にとって「食とエネルギー」は生活の基本である。住むところももちろん必要であるが、分譲にしろ賃貸にしろ、不動産価格は東京の2分の1から3分の1程度と安い。これらのことを考え合わせると、みなさん、北海道に住まれたら如何ですか、そう僕は言いたくなる(北海道にも原子力発電所が1基あるが、仮に廃炉になったとしても、再生可能エネルギーを活用すれば、電気は十分供給できるらしい。)。


            お米が美味しくなるということは、当然、美味しい日本酒が出来るということだ。事実、僕の新宿のお店でも、一番人気は北海道の辛口の地酒だ。


            ところで、よく周囲の人から、「北海道の女性は綺麗だね。」と言われることがある。まあ、多分、そうなのかもしれない。この評価がもし正しいとすれば、北海道は「酒は美味いし、ネーちゃは綺麗だ」ということになるから、男性にとって北海道は天国ということになるのではないだうか。


            写真は、昨夜の新宿。北海道生まれの僕だけど、新宿は第二の故郷だ。

            | red | 北海道 | 00:03 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
            0
              橋も作ろう、道路も作ろう。
              JUGEMテーマ:日記・一般



              景気の話。

              今週月曜日と火曜日、年末の挨拶回りで、釧路に行ってきた。新宿などでやっている飲食店の仕入先が釧路に集中しているためで、地元の漁業協同組合など数箇所を回ってきた。それにしても、釧路は寒かった。月曜日の昼前に釧路入りしたのであるが、そのときの気温はマイナス9度。夜、飲み会が始まる頃にはマイナス10度以下になっていた。


              東京に来て28年になるが、年をとったせいもあり、寒さに弱くなった。今月初旬、札幌に行ったときも風邪をひいたが、情けないことに、今回も風邪をひいて帰ってきた。そんななか、明日、大宴会がある。3連休前ということで、朝まで飲もうと決めていたのだが、ひょっとしたら一次会でダウンするかもしれない。まー、日頃、飲みすぎているから、こういう日があってもいいかもしれないが。


              さて、釧路に行っていろいろな人と話をしたが、口を揃えて出てくるのが「不景気」という言葉だ。この言葉は多分、釧路だけに限ったことではなく、日本全体が今、不景気なのだろうと思う。そんななか、野田政権は消費税率を上げて税収を増やそうとしている。不景気のときに増税をしたら景気が悪化するのは、素人でもわかる理屈のような気がする。


              政権が今なすべきことは、公共投資などの政府による支出をどんどん増やすことだと思う。必要な橋は作ればいいし、道路も整備したらいい。当たり前のことであるが、不景気だと、個人は消費を抑えるし、企業も投資を控えようとする。そうなると、お金を使えるのは政府しか残らないのだ。日本は借金漬けだと言うが、返せないわけではないのだから、今回も、新たなお金は国債発行で調達すればよいのだ(償還期限は出来るだけ長くすればよい。)。


              僕はここで何度も書いているが、日本が今目指すべきことは、経済を成長させて、国民所得を増やすことに尽きていると思う。メディアは、増税の前にやるべきことがある、それは、公務員改革とか議員定数削減だと言うが、確かにそれらのことも大切であるが、現在の優先順位から言えばそれらは相当低い。メディアに煽動されて、我々国民も先ず持って、公務員改革、議員定数削減をやるべきと思い込まされているように思う。


              日本の格付け会社が今日、日本の国債の格付けを下げたが、世界的に見れば、日本の国債、ひいては日本に対する信用力はいまだに高いはずだ。そうでないと、こんなに円が強いはずがない。だから、政府は自信を持って新たな国債を発行し、日本中にお金をばらまけばいいのである。


              写真は、釧路名物、レストラン泉屋のスパゲッティーカツレツ(通称スパカツ)。ミートソースは濃厚で、ボリューム感がある。これを真似て、東京の飲食店でも出したらという声もあるのだが、果たして売れるかなあ?

              | red | 北海道 | 19:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              0
                ゴルフ話、少し減らしませんか。
                JUGEMテーマ:日記・一般



                ゴルフの話。


                この2週間の間に、北海道に4回出張した。さすがの僕も疲れた。若い頃なら飛行機に乗ること自体が楽しかったが、年を取ると苦痛でしかない。また、出張先では必ず羽目を外して深酒になるので、東京に戻るときはいつも二日酔い気味なのだ。


                先週は、木曜日から二泊三日で札幌に行ってきた。木曜日はセミナーなどがあって終日忙しかったが、金曜日は取引先の接待が夜ススキノであるだけで、日中はすることがなく、仕方ないので、ホテルで朝食をとってから小樽まで出かけた(大学4年間、僕は札幌で過ごし、小樽には数え切れないくらい行ったので、馴染みがある。)。でも残念ながら小樽は、観光的には見るべきところがそう多くないと思う。


                さて、前置きが長くなったが、ゴルフの話を少し。金曜日の夜、大切な取引先の接待をススキノの寿司屋でやった。先方は3名、当方は4名。高いだけあって料理は美味しかったが、話題のほとんがゴルフで、ゴルフをやらない僕は正直、つまらなかった。社会ネタ、芸能ネタ、下ネタなど、楽しい話題は他にたくさんあると思うのだが、7人の中で一番若い自分が、せっかく盛り上がっている話の腰を折ってはいけないと思い、大人しくしていた。


                お付き合いもあるから、ゴルフをやったらどうかと、周囲から僕はずっと言われ続けているが、ひどい運動オンチだし、なによりも金がかかるので僕はやらない。自分で買ったことがないのでよく知らないが、高級なゴルフクラブセットを買い、ブランドの派手なウエアを身に着けると(当然、ユニクロというわけにはいかないだろう。)、諸々一式で数十万円はかかるのではなかろうか。それだけ投資する価値があるというならやるが、社会人としてのこれまでの経験を踏まえると、ゴルフをやらなくても、ビジネス上はまったく支障がないと僕は思う。


                どんなことでも、出来ないよりは、出来たほうが良い。そういう意味では、ゴルフも出来ないより、出来たほうが良いに違いない。しかしながら、思うに、日本のビジネスマンはゴルフ、ゴルフと少しばかり騒ぎ過ぎではないだろうか。宴席で、ゴルフの話題が全体の8割くらいというのは、異常なことのように僕は思う。


                接待でも、普通の飲み会でもいいのだが、僕の最大の関心事は、自分以外の人たちのモノの考え方・見方、少し大袈裟に言えば、Aさんとはどういう人間なのか、Bさんはどういう人生観を持った人なのか、そういうことを知ることにある。ただ、パーソナルなことを聞き過ぎることは礼儀に反するので、気をつけるようにしている。確かにゴルフの話題は和気藹々になって、いいのかもしれい。しかしながら、たまにしか会う機会のない大切な取引先の接待では、もう少し違う話題を上手に持ち出しながら、失礼のないような形で相手のことをもっと知るように努力すべきではないかと、僕は思う。


                写真は、小樽運河(夜景.COMから借用)。そういえば、「小樽運河」という都はるみの曲があったね。


                ♪イエスタデイを聴きながら ふたり歩いた ああ小樽運河

                | red | 北海道 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                0
                  いくらの醤油漬け、たらば蟹、鮭のハラス、たまりません。
                  JUGEMテーマ:日記・一般


                  写真上:花咲蟹、写真下:厚岸の牡蠣


                  都内で僕は、ある居酒屋の経営に携わっている。釧路を中心とした道東の海の幸を、お店で出している。まだメニューの数が足りないので、新しい食材を求め、二泊三日の日程で道東の主要漁港に行ってきた。


                  火曜日、羽田発の一便で、釧路に入った。空港からそのまま厚岸港に直行。昼食をそこで済ませ、慌しく根室港(花咲港)に移動した。その日は根室に宿泊。翌、水曜日、午前7時過ぎに根室を出発し、知床半島にある羅臼港を目指した。


                  厚岸は牡蠣の産地であるが、3月の大震災の際に発生した大津波のせいで、多くの牡蠣が被害にあった。今年はまだ何とかなりそうだが、来年は牡蠣が獲れないかもしれない、漁業関係者の方がそんな話をしていた。


                  蟹のなかで、身が濃厚な花咲蟹が一番美味しいと僕は思う。小学生の頃だから今から40年以上も前のことだが、花咲港には多くの花咲蟹直売所があって、茹でたての蟹を鱈腹食べたのを覚えている。その頃は根室も活気があったが、隣国に蟹漁の主導権を奪われ、人口3万人を切った今の根室に、当時の活気は感じられなかった。

                  写真:納沙布岬


                  根室で少し時間があったので、思い切って納沙布岬に行ってきた。天気がよければ北方四島が肉眼で確認できるのだが、この日はあいにくの曇り空で、北方四島を見ることができなかった。近くに建つ資料館のようなところで北方四島の位置などを改めて知ったが、なかでも、千島列島最大の島である択捉(えとろふ)島の面積は約3200万平方キロメートルで、これは東京都の約1.5倍の広さに相当することに、ちょっとした感慨を覚えた。

                  写真:羅臼での昼食(たらば蟹、いくらの醤油漬、鮭のハラス、刺身(ボタン海老、ホタテ、イカ等))


                  二日目。オホーツクの海を横目で眺めながら、知床半島にある港町、羅臼(らうす)を目指した。車中、自然と、松山千春が歌った「オホーツクの海」が口から出てきた。それはさておき、羅臼港には、昆布、鮭、ホッケ、きんき(めんめ)、たらば蟹など、豊富な海の幸が水揚げされる。なかでも、ホッケ、きんき(めんめ)は身が大きくて、値段のほうも安い。今後は、羅臼のホッケときんき(めんめ)をお店で出すことを、その場で決めた。


                  写真:知床峠(天気がよければ、前方に国後島が見られる)


                  羅臼を離れ、知床峠を通り、札幌に行くため、女満別空港に向かった。僕は高所恐怖症なものだから、峠の道を上がり降りするのにも恐怖を覚える。特に、道路のすぐ下が崖になっているところは、そのまま落ちてしまいそうで、足が震える。運転はベテランの方にお願いしていたので安心はしていたが、それでも正直言うと、怖かった。いい大人がと言われそうであるが、怖いものは怖いのである。


                  写真:北海道の地酒ラベル。


                  夕方、札幌市内に入り、その晩は、当然の如くススキノで一杯やった。飲食店をやっているので、食べたり、飲んだりすることも業務の一環だと思っている(と、自分を正当化しているのだが)。翌日、新千歳空港で面白いものを見つけた。北海道で生産している日本酒のラベルが壁一面に並べられていたのだ。僕が係わっている飲食店でも、北海道の地酒を2種類出している。ただ、これからはわからないが、今のところ、日本酒は本州のもののほうが、北海道のものよりも美味しいような気がする。


                  というこで、今回の旅は終了。美味しい北海道の恵みを求め、僕の旅はまだ続きます。

                  | red | 北海道 | 15:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  0
                    男と男、女と女の間にも、深くて暗い川がある?
                    JUGEMテーマ:日記・一般




                    おじさんの話。


                    作家の林真理子さんが、週刊文春でオジサンについて書いていた。林さんによると、この国では、オジサンは二つに分かれるという。一つは、なでしこジャパンを世界一に導いた佐々木監督のように、本当に女性を同志と思える人。そしてもう一つは、どんなことをしてもそう思えない人。


                    東京オリンピックで女子バレーを金メダルに導いた大松監督は「黙って俺についてこい」と選手を引っぱったが、そこにはやはり、支配するものとされるもの、男と女の図式があると林さんは指摘する。

                    佐々木監督は確かに女性選手に優しそうだし、オヤジギャグ連発で選手に親しまれている感じがする。一方の大松監督は鬼監督と言われ、スパルタ式で厳しく選手に接したかもしれない。


                    しかしながら、大松監督にも選手に対する人一倍の愛情はあっただろうし、佐々木監督にも時には厳しい愛のムチを行使する場面はあっただろうと思う。「黒の舟唄」の歌詞ではないが、男と女の間には深くて暗い川があるもので、表面的な見た目とか形だけでは、男女間の本当のところはなかなかわからないような気がする。


                    もう一つ。林さんによると、オジサンは、女性を同志と思える人とそうでない人に分かれるということだが、この「オジサン二分割説」がもし正しいとすると、この説はオジサンにとどまるものではなく、若い男性についても同じことが言えるのではないかと、僕は思う。新宿あたりで頻繁に飲んでいると、男性の女性観というのは、年齢、世代と無関係であることがよくわかる。なんとなく古い女性観を持っている若い男性もいるし、逆に、なんとなく新しい女性観を持っている年配の男性もいる。


                    男もいろいろ、そして、女もいろいろ。男のことも、女のことも、そして、男女のことも、結局は誰もよくわからないのではないか、そう僕は思う。


                    さて、今週から来週にかけて、出張+プライベート旅行が続く。少し前、出張先の釧路から戻った。明日はプライベートで大阪に行く。来週火曜日から木曜日までは、仕事で北海道を回る。ということで、記事の更新ペースが少しダウンします。


                    写真は、昨日撮った釧路の様子。サンマ漁船が停泊している。残念ながら今年も、サンマ漁は厳しいとの見方が現地では出ていました。

                    | red | 北海道 | 00:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    0
                      灼熱の夏、北海道大移住計画作成。
                      JUGEMテーマ:日記・一般



                      暑い夏の話。


                      節電ムードの今年の夏であるが、梅雨明け前から猛暑を予感させる暑い日が続いている。北海道から東京に来て今年で28年目を迎えたが、いつまでたっても北海道生まれの僕は暑さが苦手だ。


                      連日、熱中症に関する話題がテレビなどで取り上げられている。病気でもないのに、ただ暑いだけで人間が倒れたり死んだりするのだから、これはちょっと異常事態のような気がする。寒い北海道では真冬に凍死する人が稀にいるが、本当にそれは稀なことだ。


                      政府は、国民の相当数を涼しい北海道に移す、北海道大移住計画というのを作ったらどうだろうか。北海道の現在の人口は約550万人。その40%以上が札幌市とその周辺市町に住んでいる。北海道は山も多いが、一方で、人が生活できる平地もまだまだたっぶりある。四季もはっきりしているし(梅雨はない)、自然も豊富。そしてなによりも、海の幸、山の幸などの食材にめぐまれている。全国の食料自給率が40%程度といわれるなかで、北海道のそれは200%と群を抜いている。


                      確かに北海道でも、他の地域と同様、温暖化の傾向はある。その影響だと思われるが、例えば、これまで北海道釧路沖では獲れなかった鯵(あじ)が近年、水揚げされるようになっている。そしてある資料によると、今から40年くらい経つと、りんごの主生産地は現在の青森県から北海道に移り、また、これまで北海道では作ることができなかった温州みかんも収穫できるようになるという。北海道の温暖化はまだ続く、そういうことなのかもしれない。


                      さて、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の人口は約3600万人。日本の人口は12800万人だから、首都圏には日本人の28%が住んでいる計算になる。首都圏の人口の4分の1、つまり、約900万人程度の人たちが北海道に移住すれば、首都圏のヒートアイランド現象は抑制され、異常な不動産価格も下落して、住みやすくなるに違いない。


                      北海道のほうは、もちろん根拠はないが、900万人程度の人間を受け入れることのできる余地は十分あるような気がする。温暖化は確かに進むのかもしれないが、首都圏並になるとは考えにくい。そしてなによりも、インターネット社会が浸透しつつある現代、いつまでも死者を出すような灼熱の首都圏にしがみついて生きていく必要は希薄になってきたのではないだろうか。


                      支離滅裂な文章になってしまったが、僕も熱中症気味の頭でボーッとしながら今日の記事を書いたので、ご容赦願いたい。


                      写真は、サンマ。去年は記録的な不漁だったが、今年は例年並の漁が期待できると言う。来月あたりは、脂の乗ったほくほくのサンマをいただけそうだ。

                      | red | 北海道 | 19:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                      0
                        大衆欲情、けっこういいかも。
                        JUGEMテーマ:日記・一般

                        ススキノの話。


                        金曜日の夜、仕事が終わってから、札幌支店の人たちとススキノの料理屋で一杯やった。その料理屋は、ススキノで一番賑やかな交差点の角にあるビルの4階にあった。このビルの上にはソープランドが3軒入っていて、正直言うと、ちょっとだけ入りにくかった。


                        だが、このような雑居ビルはススキノでは珍しくない。一階は喫茶店、二階は居酒屋、三階は料理屋、四階はスナック、五階はバー、六階はキャバレー、そして七階がソープランドといった感じのビルがススキノには結構ある。


                        血気盛んだった若い頃、僕は出張で札幌に行くと必ずと言っていいほど、ソープランドで遊んだ。冬に札幌に出張したあるときの話。雑居ビルの上のほうの階にあるソープランドで僕はいつものように遊んでいた。そして、一戦を終えた僕は帰ろうと思い、エレベーターに乗り込んだ。これがまずかった。


                        火照った僕の身体からもくもくと出ていたソープの香りと湯気が、冷えたエレベーター内に立ち込めたのだ。このまま誰も乗らずに一階まで降りてくれ、僕はそう願ったが、その願いも空しく、途中の階で2回ほど停止してしまった。乗り込んできた女性は「この人、絶対ソープに行った」みたいな軽蔑した表情をしていた。一階に着くまでの時間がやけに長く感じたのを、今でもよく覚えている。


                        さて、ソープランドは以前、何と呼ばれていたかご存知だろうか。若いかたはご存知ないかもしれないが、ソープランドは以前「トルコ風呂」と呼ばれていた(単に「トルコ」とも呼ばれた)。


                        『性的なことば』(講談社現代新書)によると、そもそもトルコ風呂とは、トルコ共和国などにみられる乾燥浴の一つで、浴室に暖気を満たして発汗させたあと、体を洗う入浴法である。これとほぼ似たようなやり方を初めてやったのが、昭和26年、今の銀座松坂屋の裏通りにオープンした「東京温泉」だった。当時、裸になった男性をマッサージする若い女性は「ミス・トルコ」と呼ばれた。


                        東京温泉では「いかがわしい行為」はなかったとされるが、その後全国で次々にできたトルコ風呂において、昭和28年頃からは、手などで射精させる行為、そして昭和31年頃からは、いわゆる本番行為がなされるようになったと言われている。


                        トルコ風呂からソープランドへのターニングポイントは、昭和59年である。この年、元トルコ人留学生が、日本のトルコ風呂は本場トルコ共和国のトルコ風呂と内容が全く異なるので、トルコという名称を使用しないよう当時の厚生大臣に直訴するのである。結局この行為が、トルコ風呂廃止と、ソープランド誕生のキッカケになったのである。


                        当時、トルコ風呂の業界団体であった東京都特殊浴場協会が、トルコ風呂の新名称を公募したところ、2400以上応募があったのだそうだ。「ロマン風呂」「浮世風呂」という案が多かったという。「大衆欲情」という提案をしたのは、俳優の梅沢富美男さんだった。結局、石鹸、泡を意味する「ソープ」と、楽しい空間を連想させるディズニーランドの「ランド」を組み合わせた「ソープランド」が採用された。ちなみに、この案を出したのは、24歳、会社勤務の男性だった。


                        この頃は、札幌に行ってもソープランドで遊ぶことはなくなった。喜ぶべきことか否か、僕にはよくわからない。写真は、女優・中谷美紀さん。映画「嫌われ松子の一生」でソープ嬢役を演じたが、こんな美人ソープ嬢は現実にはいません。

                        | red | 北海道 | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                        CALENDAR
                        SMTWTFS
                             12
                        3456789
                        10111213141516
                        17181920212223
                        24252627282930
                        31      
                        << March 2024 >>
                        PR
                        SELECTED ENTRIES
                        CATEGORIES
                        ARCHIVES
                        RECENT COMMENTS
                        MOBILE
                        qrcode
                        PROFILE
                        このページの先頭へ