人生はいろいろ。そして、人生はエロエロ。
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      歴史の遺伝子がある町。



      JUGEMテーマ:日記・一般


      歴史の話。



      今年は出張が多く、数えてみたらこれまで7回出張があった。行き先は北海道、九州そしてベトナムであるが、九州にすでに2回行っているところが例年と違うところだ。



      さて、21日から23日まで、北九州と福岡に行ってきた。北九州で本格的な仕事をするのは今回が初めてだったので、先方の会社にわがままを言って北九州空港まで迎えに来ていただき、門司、下関を案内していただいた。



      門司から関門橋を渡り下関に到着したころ、ちょうどお昼になっていた。先方のご好意で、昼食を春帆楼(しゅんぱんろう、写真上)でいただけることになった。春帆楼の名前は聞いたことがあったが、実際に訪れるのはもちろん初めてのことだった。



      天皇陛下も宿泊されたことのある春帆楼の命名者は初代総理大臣のの伊藤博文で、日清講話条約(下関条約)が締結された場所として知られている。また、ふぐ(下関あたりでは「ふく」と呼ばれている。)料理が美味しいことでも知られ、ふぐの免許を日本で初めて取得したのもこの春帆楼なのだそうだ。



      昼食といいながら、ふぐのフルコースが出てきた。一杯どうですかとすすめられたので、せっかくなのでビールをいただいたのだが、しばらくして仲居さんがひれ酒もありますよというので、調子に乗って絶品ひれ酒を3杯も飲んでしまった。ちょっとだけ負い目もあったが、これもコミュニケーションの一環と自分に言い聞かせ、昼酒を満喫させてもらった。



      帰り際、春帆楼特製の鯛わたの塩辛を購入し、晴天のもといい気分で隣にある赤間神宮を参拝した(写真中)。ご存知のように、この神宮には壇ノ浦の戦いに敗れ、幼くして亡くなった安徳天皇が祀られている。また、「耳なし芳一」の舞台になったことでも知られる。



      さて、関門海峡には宮本武蔵と佐々木小次郎で有名な巌流島がある。昨年2012年は、いわゆる「巌流島の決闘」からちょうど400年目にあたるのだそうだ。巌流島というのはさぞかし大きな島なのだろうと思っていたが、実際はとても小さな島だった。



      それからフェリーで門司港に渡り、旧門司税関(写真下)、門司港駅などを案内していただいた。港町にもかかわらず町並みがとても綺麗に整備されていて、平日にもかかわらずたくさんの観光客で賑わっていた。



      下関、門司を案内してもらい、本州や九州には北海道にはない日本の輝かしい歴史があり、その歴史がつくった重みがあると感じた。特に山口県からは、伊藤博文から現在の安倍晋三まで合計8人の総理大臣が輩出されていて、長い歴史のなかでもまれながら身につけた「したたかさ」が日本のリーダーを数多く生み出してきたのではないかと思った。



      歴史の浅い北海道で生まれ育った僕は、そんな物語のある地に多少の嫉妬心を覚えながら次の目的地である福岡博多に移動した。


      | red | | 20:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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        魔法の「3」。
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        3(三)の話。


        先日、いつものようにテレビをだらだら観ていたら、居酒屋では最近、3人で来たお客さん用の料理を出すところが増えているという話をしていた。居酒屋では2人ではなく3人でくるお客さんが結構多くなってきている背景があるらしい。


        居酒屋評論家の太田和彦さんによれば、2人以上で酒を飲む場合、3人で飲む場合が一番コミュニケーションが図れるとどこかで書いていたが、なんとなくうなずける感じがする。


        ところで、3(三)という数字は、「社会」の基本を成す数字のような気がする。いまやノーベル文学賞の常連候補となった村上春樹さんがある対談で「小説というものは三者協議のようなものだ」と述べていた記憶がある。三者というのは作者(村上さん)、読者、そして「うなぎ」だ。「うなぎ」は別に「ねこ」でも「羊」でもいいのだが、要するに、作者と読者以外のもう「一者」ということだ。


        村上さんは、作者と読者だけでは小説は成り立つことができなくて、もう「一者」(うなぎ、ねこ、羊など)がいて初めて小説が成り立つと述べていた(うる覚えのところもあるが、大体そんな感じの話だったと思う。)。つまり、3人集まって初めて小説が成り立つ、もっと言えば社会が成り立つ、そういうことを村上さんは言いたかったのではないかと思う。


        さて、3(三)を使った日常表現は身の回りにたくさんある。御三家、日本三大○○、三部作、三冠王、三種の神器、三角関係、第三極(今、旬の言葉です。)等々、挙げたらキリがない。その他、単語そのものに3(三)が含まれていないが、朝・昼・晩、上・中・下、松・竹・梅など、全体のものを三分割することを我々は好む傾向がある。


        ついでに言うと、カップラーメンの待ち時間は3分間となっているものが多いが、これは、お湯を注いでから出来上がるまで、人間が苦痛を感じないギリギリの時間が3分間という調査結果に基づいている。この延長線上で、コンビニやスーパーなどのレジの待ち時間で、3分間を超えるとイライラするという調査もある。


        3(三)というのはなかなか神秘的というか、不思議な数字だ。ところで、僕は昭和35年生まれで、生まれた日は3日である。つまり、最初と最後に3がくるのだが、それがどうしたと言われそうだが、そのせいではないが、僕は小さい頃から3という数字がとても好きだった。小学校の野球部ではいつも背番号3を着けていた(長嶋選手の影響が大きかったが。)。


        写真は、九州新幹線「さくら」(303号という数字は偶然)。先月出張で福岡に行ったときに、新幹線ホームで撮ったもの。鹿児島までは最速1時間17分で行くらしい。来年、鹿児島まで行ってみようと思った。ところで、新幹線の列車名は「さくら」「ひかり」「こだま」「のぞみ」「つばめ」「みずほ」「はやて」「「つばさ」「あさま」など、ほとんどがひらがな3文字である(例外は「はやぶさ」「とき」など。)

         

        | red | | 20:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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          万物は数、万物はカネ?
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          京都の話。


          昨日、有給休暇を一日もらい、京都と大阪に行ってきた。この時期、紅葉を見るために京都に行くのは今回で4回目になる。今年は京都の東部に位置する、南禅寺と永観堂を訪れた。


          京都に行く日程は1か月以上前に決めていて、飛行機と宿の手配も済ませていた。したがって、紅葉の見頃にタイミングが合うかどうかは、運次第なのだ。そして残念ながら今回は、見頃を少し過ぎていたのではないかと思う。もう一週間早く来ていたら、色鮮やかな紅葉を見れたかもしれない。


          写真上は、南禅寺で撮ったもの。下が永観堂で撮ったもの。ご覧のように、二つのお寺は隣接しているにもかかわらず、永観堂の紅葉のほうが鮮やかなような気がする。


          さて、大阪伊丹空港に行く機中、沢木耕太郎さんの『旅する力』というエッセーを読んだ。副題に、深夜特急ノートとある。沢木さんといえば深夜特急だが、『旅する力』のなかで沢木さんは、旅をするなかで言葉に関して最初に学んだことは、新しい国に入ったときに、とにかく一から十までの数字を覚えることだと述べている。なぜなら、旅人にとって最も大切なことは、宿に泊まったり、食事をしたり、乗り物に乗ったりするときの金のやりとりだからだ。


          京都の紅葉を見に行って毎回感じることは、お寺の拝観料が高いということだ。お寺によっては、敷地内にある建物毎に都度拝観料を徴収するところもある。僕のように一人旅ならまだいいが、家族連れだと、数箇所回るだけで万単位の拝観料を取られることになる。


          京都のお寺にはたくさんの外国人観光客も訪れる。拝観料大人一人千円、そんな貼り紙を見ると外国人観光客は驚くに違いない。ただでさえ円高でかれらは大変なのに、日本の伝統文化に接しようとすると高額のお金を徴収されるのだから、本当に気の毒な気がする。京都のお寺の拝観料、もう少しなんとかならないものだろうか。


          夕方、京都から大阪に入り、夜は梅田で一杯やった。立ち飲み屋を3軒回り、昨夜は打ち止め。少し前だったら、胃薬を飲みながら5軒くらいは回れたのに、やっぱりこの頃飲めなくなったのかもしれない。

          | red | | 19:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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            旅の話、前編。
            JUGEMテーマ:日記・一般



            旅行の話(前編)。
            (読みやすいように、後編のほうを先にアップしました。)


            夏休みをとって、大阪と福岡に行ってきた。


            先月31日、今年2回目の大阪に行った。ここ数年、食い倒れと甲子園球場での阪神戦観戦(写真)を目的に、年2回の頻度で大阪に行っている。今回は、御堂筋のビジネスホテルに泊まり、阪神戦を観てから、梅田に戻って一杯やるスケジュールだった。


            市営地下鉄御堂筋線に何度か乗ったのだが、車内だけではなく、駅のプラットホームもエアコンが効いていて涼しかった。東京だと、車内は確かに涼しいが、プラットホームは蒸し暑い。この日の最高気温は36度と猛烈な暑さだったので、プラットホームが涼しいのは助かったが、節電のほうはどうなっているのだろうと、余計な心配もしてしまった。


            さて、甲子園の試合開始時刻は午後6時だったが、そのころには甲子園特有の浜風(ライトからホーム方向に吹く海風のこと)が吹いて、団扇や扇子を使わなくてもなんとか暑さはしのげた。この日はヤクルトとの一戦で、初回から阪神先発のメッセンジャーが打ち込まれ苦しい展開になったが、その後鳥谷、新井など主軸選手の活躍があり、阪神は結局7-2で逆転勝利を収めた。


            阪神が得点すると、球団歌である「六甲おろし」の大合唱が始まる。何度も甲子園球場に行くうちに僕も、1番の歌詞だけは覚えてしまった。ところで、この「六甲おろし」を作曲したのは、古関裕而という作曲家だ。古関裕而は、阪神以外にも、巨人軍歌「闘魂こめて」、早稲田大学応援歌「紺碧の空」、全国高等学校野球大会歌「栄冠は君に輝く」など、スポーツ関係の曲を多く手がけた。


            僕はもともと巨人ファンで、今も変わりはないのだが、ここ数年、阪神戦を観続けているうちに、阪神を応援したい気持ちが芽生え始めてきたような気がする。例えが適切かどうかわからないが、この気持ちは、誘拐された被害者が、犯人とずっと時間を共有しているうちに、犯人に好意的な感情を抱く「ストックホルム症候群」という精神現象になんとなく似ているような気もする。


            甲子園を後にして、阪神電車で梅田に戻った。さっそく新梅田食道街の立ち飲み屋にもぐり込み、樽酒を冷で3杯いただいた。肴は、板わさ、珍味のへしこ、冷奴など。もう一軒だけハシゴしてホテルに戻った。当然、パタンキューだった。

            | red | | 18:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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              旅の話、後編。
              JUGEMテーマ:日記・一般



              旅行の話(後編)。


              一昨日の金曜日、福岡に行ってきた。6月、出張で久しぶりに福岡に行ったときに、「夜の部」がとても楽しかったので、今回はプライベートで行くことにしたのだ。それにしても、その日の最高気温は37度という酷暑で、死にそうだった。


              福岡空港からは地下鉄が走っていて、市街地にある博多駅には約5分という短時間で行く。札幌の新千歳空港から札幌駅まではエアポートシャトルで約36分、大阪の伊丹空港から梅田駅まではモノレールの利用も含め約30分、東京の羽田空港にいたっては、例えば新宿駅に行くには小一時間かかるから、福岡空港から市内へのアクセスは群を抜いて便利といえる。


              ところで、福岡に行くたびに、「福岡」と「博多」の違いが気になる。地元の方はあまり気にしていないのかもしれないが、県外の僕はどうも気になる。よく言われるのは、明治時代、廃藩置県で福岡県が誕生した後、市制を施行する際に「福岡市」とするのかそれとも「博多市」とするのか争いがあり、結局、「福岡市」になったのだが、その代わり、九州鉄道の駅名は「博多駅」としたという話だ。


              まあ、福岡でも博多でもいいのかもしれないが、九州一の大都市福岡市に「福岡駅」という駅がないのはやっぱり落ち着かない気分だ。ところで、僕は前々から思っているのだが、福岡には美人が多い。博多美人という言葉があるが、面長ですらりとしている、そんな感じの美人さんがたくさんいる。今回も中洲のバーで飲んだが、ホステスさんの美人率は80%というイメージだ。


              異文化が交流する地域には美人が多いとよく言われる。国レベルでいうと、アジアとヨーロッパにまたがるトルコ共和国は、東西の人種と文化が古くから混ざりあり、結果、美人が多い国になったとされる。同じような理由で、古くから朝鮮半島や中国大陸と交易なとがあった福岡も、美人が多いのではないだろうか(僕の勝手な推測だが。)。


              福岡が好きなもう一つの理由が、方言だ。特に若い女性が話すのを聞くと、なんとなく和む。なかでも僕は「〜と。」という表現が好きだ。間違っているかもしれないけど、例えば「食べたと?(←食べたの?)」「話、聞きよーと?(←話、聞いてる?)」など、語尾がとても柔らかい感じがする。バーのホステスさんといろいろ会話をしていて、「〜と。」が出ると、僕は嬉しくなる。


              中洲では、バーに行く前に居酒屋と屋台に行った。オリンピック放送のせいか、金曜日にもかかわらずどちらも、お客さんが少なかった。屋台の大将が、応援するホークスが今夜も負けているのラジオで聴いて、とても元気がなかった。そんな姿を見て、僕はちょっと多めに焼き鳥を注文したのだが、結局少し残してしまい、大将に詫びを言って、屋台を出た。


              写真は、福岡空港で買った「めんたいマヨネーズ」。赤いプツプツは明太子。新宿のお店で自家製ポテトサラダを出しているが、この「めんたいマヨネーズ」でポテトを和えると、辛味が効いて美味しいかもしれない。

              | red | | 18:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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                食い倒れ、飲み倒れの街。
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                大阪の話。


                今、なにかと話題の大阪に行ってきた。といってもプライベート一人旅で、昨日一日、有給休暇をもらい飛行機で行ってきた。僕はここ数年、年二回のペースで大阪に行っている。二回のうち一回は、阪神甲子園球場まで行って、にわか阪神ファンになりきって阪神を応援する(ちなみに僕は、巨人ファンです。)。


                今回は、ひたすら飲み、ひたすら食べる回で、まずは挨拶代わりに、串かつの「松葉」(写真上)で串かつを5本いただいた。ここのカレー味の若鶏は絶品で、3本くらいは平気で食べられそうだが、夜の部もあるので、1本で我慢した。


                本当は、新梅田食道街(「食堂」ではなく「食道」というのが、いかにも大阪らしい。)にある「松葉本店」に行きたかったのだが、午後2時オープンでまだ開いていなかったので、地下鉄御堂筋線の梅田駅構内にある写真のお店で食べた。ご覧のように、10人も入れば一杯になる階段下の狭いスペースで営業しているが、いつ行っても満席で商売繁盛なのがわかる(商売は場所ではなく、中味の問題であることがよくわかる。)。


                小腹が満たされたので、梅田駅近くのホテルにチェックインすることにした。午後2時頃到着したのだが、フロントの冷たそうなお嬢さんが「午後3時チェックインなので、まだ部屋に入れません。荷物はお預かりできます。」と言うので、「少し早いですけど、なんとか部屋に入れませんか?」と僕が食い下がると、「1000円頂ければ、すぐにチェックインできます。」と涼しい顔で言うので、正直、こん畜生と思ったが、ここはぐっと堪えて、1000円の追加料金を支払って、チェックインした(普通なら、部屋の清掃が完了していれば、チェックイン時刻前でも部屋に入れてくれると思うのだが、如何だろうか。)。


                部屋で少しくつろぎ、テレビをつけたら「ミヤネ屋」をやっていた。昨日は、高島、美元離婚裁判で持ち切りといった感じで、結婚生活の生々しいエピソードがいくつも伝えられたが、もしそれらがすべて本当なら、どう考えても結婚生活を維持するのは難しいような気がした。結局、「ミヤネ屋」を最後まで観てしまったおかげで、夜の部のスタート時刻が予定より遅れてしまった。


                昨日、最初に訪れたのは、大阪を代表する繁華街、千日前。吉本興業の本拠地とも言える「なんばグランド花月」も、ここ千日前にある。ところで、千日前で、何か思い出される方はいらっしゃるだろうか。それは多分、「千日デパート火災」ではないだろうか。今からちょうど40年前の5月、千日前にあった千日デパートで火災が発生し、118名が死亡する大惨事となった。その跡地には今、家電量販店のビックカメラが営業をしている。


                千日前では、立呑み屋を二軒回る。大阪の立呑み屋はとにかく安い。大体、300円台か400円台で、500円以上になると、高いという感じがする。僕はこの後、梅田に戻ってもう二軒回る予定をしていたので、料理のほうは二品ずつに抑えた。柚子のなめろう、わかさぎの南蛮煮、中トロのブツなどを食べた。


                生ビール一杯とレモンサワー三杯(大阪では、レモンサワーと言わずに、チューハイのレモン割りと言う。)を飲んで多少気持ちよくなり、千日前から歩いて5分くらいのところにある法善寺横丁(写真下)にちょっと立ち寄った。法善寺横丁といってすぐ思い出すのは、織田作之助「夫婦善哉」ではないだろうか。しっかりものの大阪女性を描いた作品であるが、作者の織田作之助は反権力、反東京の人だったという。今の大阪市長もなんとなく、そんな感じがしないでもない。


                法善寺横丁の水掛不動尊をお参りしてから、地下鉄御堂筋線に乗って、梅田に戻った。地下鉄御堂筋線は、大阪の主要な地下鉄の一つで、御堂筋、本町、心斎橋といった駅があるが、これらの駅はすべて欧陽菲菲「雨の御堂筋」に登場する。この曲のヒットも今から40年くらい前であるが、その頃の僕は、御堂筋、心斎橋といってもどんな場所なのか全く知らなかった。後年、大阪を訪れるようになって、歌詞の世界と現実の世界が一気に近づいた気がしたものだ。


                梅田に戻り、新梅田食堂街に行った。昨夜はここで二軒立呑み屋を回り、どちらの店でも日本酒(冷酒)を注文した。一軒の店には大きな樽酒があり、調子に乗って三杯いただいた。ガバガバ飲んだせいで酔いが一気に回り、今日はそろそろ打ち止めという感じになった。日本酒と一緒にいただいた明太子、とりわさなども美味かったが、いずれにせよ、昨日もよく食べ、よく飲んだ。ホテルに戻るとフロントには、昼間とは違ってにこやかな男性スタッフがいたので、今夜はぐっすり眠れそうな気がした。


                さて、今日はこれから新宿に突入します。大阪もいいけど、新宿もいいよね。

                | red | | 19:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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                  ♪そうよ たまたま 居酒屋で 横にすわっただけだもの。
                  JUGEMテーマ:日記・一般



                  居酒屋の話。


                  オーストラリアから戻って、体調がずっと良くない。飛行機の中に10時間もいると、どうしても調子が狂ってしまうし、食事の変化もある。ご存知のように、機内食は決して美味しいとは言えないし、現地の食事もどうもイマイチ。シーフードもステーキも食べたけど、日本のほうが遥かに美味いと思う。


                  海外に行くたびに、日本の居酒屋のようなレストランがあればと思う。肉、魚、刺身、珍味、サラダなど、食べたいものを少しずつ注文できるという居酒屋スタイルは、日本独特なのだろうか。海外に行かれた方なら頷いていただけると思うが、あちらはとにかく一品が大きい。小皿料理はなく、極端な話、全部大皿料理という感じだ。


                  さて、前回、ブリスベンにある、独身男女が出会いを求めて集まる「シングルバー」の話を書いた。でも、日本の居酒屋だって、「シングルバー」になるチャンスは十分あるのだ。作家、川上弘美さんの人気小説『センセイの鞄』は、居酒屋で出会った中年女性(=ツキコさん。)と初老の元国語教師(=センセイ。実は、ツキコさんの恩師。)の恋愛物語である。


                  居酒屋のカウンターに一人座ったツキコさんが「まぐろ納豆。蓮根のきんぴら。塩らっきょう。」を注文すると、センセイも同じものを注文した。食べ物の嗜好が似ていることをツキコさんとセンセイは同時に感じ、お互いを意識し合う。以前、食べ物の嗜好が合うカップルは長続きするのではないかという話を書いたが、この小説では、食べ物の嗜好が合うことが、男女を接近させている。


                  ツキコさんのように、一人で居酒屋に行ける女性はまだ少ないのかもしれないが、遠慮しないで男性のようにどんどん出かけていったらいいと思う。男性のほうも、女性が一人で飲んでいるからといって、昔のように奇異に感じる人はいないと思う。それにしても、ツキコさんとセンセイの出会いの場が居酒屋というのが、酒好きの僕にとっては嬉しい。またまた偏見だと叱られるかもしれないが、高級で洒落たレストランで出会った男女よりも、コテコテの居酒屋で出会った男女のほうが上手く行く、そんな気がするのだが、如何だろうか。


                  写真は、シドニーの夜景。夜景.COMから拝借しました。

                  | red | | 21:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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                    シングルバーで、婚活は如何。
                    JUGEMテーマ:日記・一般




                    シングルの話。


                    日曜日の夜に成田を立ち、今朝、シドニーに到着し、そのまま国内線に乗り換えてブリスベンにやってきた。僕が初めて海外に行ったのは会社入社3年目のときで、その場所がブリスベンだった。そんなこともあり、ブリスベンは僕にとって特別な存在になっている。


                    初めてブリスベンに来たときの目的は、英語を学ぶことだった。その当時、会社は今よりは余裕があったようで、若手社員を毎年3か月間ブリスベンの語学学校に送りこんで、使える英語を習得させようとしたのだ。僕は幸運にもその第一号としてブリスベンにやってきたのだ。


                    語学学校には、インドネシア、中国、パキスタンなど、世界各国から学生が集まっていた。そのなかでも僕は年長の部類だった。学校はもちろん楽しかったが、それよりもっと楽しかったのは、ブリスベンのナイトライフだった。当時、1オーストラリアドルは約100円で、円高の恩恵に浴しようと、僕は毎夜、パプ、レストラン、ディスコなどに出没して遊び呆けた。


                    あるパプで、現地のビジネスマンと知り合った。日系企業に勤める40代の男性で、ブリスベンの生活に関していろいろと世話を焼いてくれて、酒も二人でよく飲んだ。その彼があるとき、某ホテルにある「シングルバー」に行ってみようと提案してきた。「シングルバー」とは、独身の男女(離婚歴のある人も含む)が良き伴侶を求めて夜な夜な集まるバーのことで、今流行の婚活にちょっと似ている。


                    ただ、集まっている男女を見渡してみると、40代から50代前半と思われる人たちがほとんで、若い世代の人たちはいなかった。僕は何が起きるのかドキドキしたが、そこはフレンドリーなオーストラリア人ということで、早速、我々のところにも女性二人がやってきて、4人で飲み会が始まった。


                    今でもよく覚えているが、一人の女性が僕に「あなたは、オーストラリア人女性とセックスしたことがありますか。」と質問してきたのだ。僕は面食らったが、正直に「ありません。」と答えた。するとその女性はすかさず「それじゃ、私があなたの初めてのオーストラリア女性になるわ。」と畳み掛けてきたので、僕はただ「ハハハハー」と笑って応ずるしかなかった。


                    そのときに仲良くなった女性二人とは、休日に郊外に行って乗馬を楽しんだり、レストランで一緒に食事をするようになった。


                    「シングルバー」に比べると、日本の婚活というのは実に面倒くさくて、お金がかかるものだと思う。婚活を事業とする会社に高い入会金を支払ったり、業者がセットするパーティーに改めてお金を支払って参加したり、日本の婚活は形式ばっていて、自然体ではないのだ。それに比べると、「シングルバー」は安くて、簡単だ。バーに来れば、それでいいのだ。


                    日本人はシャイだからという理由はあるかもしれないけど、工夫をすれば、もっと出会いの場は作れるような気がする。どなたか、日本で「シングルバー」をやってみませんか。


                    写真上は、モールと呼ばれるブリスベンの中心繁華街。今日は、勤労感謝の日とうことで、人出は少なかったようだ。写真下は、夕食に行ったシーフードレストラン。ブリスベン川のほとりにあり、中央にはストーリー・ブリッジが見える。店はカップルばかりだった。

                    | red | | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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                    ハノイに、アオザイの美女を見た。
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                    向田邦子さんの話。


                    向田さんが航空機事故で急逝されてから、今月で30年が経つ。今の僕と同じ、51歳だった。日経コラムによると、演出家だった久世光彦さんは向田さんを「どこにもいそうで、どこにもいない、そんな人だった」と評したらしい。この久世さんの言葉、なかなか含蓄のあるいい言葉だ。人からこう評される人は稀かもしれない。ほとんどの人は、僕も含め、どこにもいそうな、ありふれた人間だからね。


                    川本三郎さんの『向田邦子と昭和の東京』によれば、向田作品には食事の場面が多く登場するが(そういえば、「寺内貫太郎一家」では毎回、家族が朝食を一緒にとる場面があった)、彼女にとって食事とは、自分の子ども時代を思い出し、そして、家族とのふれあいを思い出すものだとしている。


                    なるほど、食事というのは大切なものだ。ちょっと脱線するかもしれないが、例えばカップルがデートで食事をして、二人の食べたいものが大体一致する傾向にあれば、そのカップルはうまくやっていけそうな気がする。一方、デートをするたびに食べたいものが合わないカップルは、どこかで早晩、破たんするような気がする。どちらも気がするだけで、何か確証があるわけではないのだが、なんとなく、食事というのは人間関係の成否を左右する大事なものの一つであるように思うのだ。


                    さて、火曜日にベトナム、ハノイに行って、今日午前中に日本に戻った。4年ぶりのベトナムだっが、今回は1泊3日の弾丸出張。したがって、アオザイの美女と遊ぶ時間はほとんどなくて、残念だった(ちょっとだけ遊んだが。それにしても、アオザイの美女は人懐っこくて、かわいいね。)。


                    現地では、ベトナムの伝統料理の一つであるチャー・カー(写真)を食べに、ハノイでは有名な「チャー・カー・ラボン」に行った。この店のメニューはチャー・カーただ一つで、熱々の油鍋に入った白身の雷魚と野菜、香草を、ブンと呼ばれるお米の麵と一緒に食べる。カレーの風味がほんのり効いていて、日本人にも違和感なく食べられて、美味だ(ベトナムに行くたびに僕はこれを食べている)。


                    ということで、少しのんびりしたいところであるが、明日は釧路に行く。天気は曇り。最高気温は20度。ちょっとだけ涼んできます。

                    | red | | 21:43 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
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                      大阪は、食の道を、究めるのです。
                      JUGEMテーマ:日記・一般



                      大阪の話。


                      また大阪にやって来た。今年三回目。甲子園球場で阪神戦を観るのは今年初(写真)。現在2位の好調阪神は、最下位横浜に5-9で惜しくも敗れた。しかしながら、阪神ファンの熱狂的応援ぶりは相変わらずで、僕もにわか阪神ファンになって、「かっ飛ばせー、新井!」と絶叫してきた。それにしても阪神ファンのあの連帯感、たまらないです。


                      さて、伊丹空港からモノレール、阪急宝塚線と乗り継いで梅田に着いた。冷たいものでも飲もうと思いプロントに入りオーダーの列に並んだのだが、店員さんから「まず席をお取りください。」と言われた。そうか、大阪では席を確保してからオーダーするのか、そう合点して早速空いている席を探した。


                      注文してから席を取るのか、それとも、席を取ってから注文するのか。一般的に関西では、席を取ってから注文すると言われている。せっかく注文してコーヒーを手にしたのに、席がなければ「路頭に迷って」しまう。関西ならではの合理精神が垣間見られるが、この習慣に慣れていない関東の人は一瞬戸惑うかもしれない。でも、まあ、こういうのは習慣の問題だから、どうこう言っても仕方ない。


                      お酒を飲む時間を確保するため、試合の途中で甲子園球場を出て、阪神線に乗って梅田に戻った。梅田で飲むときは新梅田食道街か大阪駅前ビルのどちらかにだいたい決めている。今回は、新梅田食道街にした(「食堂」ではなく、「食道」というところに、食に対するこだわりを感じる。)。


                      居酒屋と立ち飲み屋を都合3軒回った。美味しいものを鱈腹食べて、日本酒もかなり飲んだが、それでも3軒合計でお勘定のほうは7千円足らずと、極めてリーズナブルだった。もちろん僕の大好物である串かつは、甲子園球場に行く前に、二度漬け禁止で8本ばかりいただいていた。


                      さて、新梅田食道街、一軒目の居酒屋で飲んでいたときの話。横のテーブルにビジネスマンとおぼしき3人組が口角泡を飛ばしながら、会社と上司の悪口を言っていた。僕は黙って彼らの話を聞いていたが、日本酒を注ぎあっているうちにヒートアップしてきて、だんだん聞くに堪えない話の内容になってきた。


                      酒場ではよくある光景だ。今日も日本全国で、同じような光景が展開されているに違いない。それにしても、他人の悪口というのは、どうして人間に快感をもたらすのであろうか。それは多分、他人の悪口や欠点を口にすることで、優越感を覚えるからだと思うが、他人の悪口って、言い始めたらキリがないね。僕もできるだけ他人の悪口は言わないように心掛けているけれど、でも、たまには言ってしまう。たまにだったら、仕方ないと思うけど、如何?


                      まあ、そういう僕も、誰かから悪く言われているに違いない。それもまた、仕方ないね。だって、自分の悪いところって、自分では見えないからね。

                      | red | | 18:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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