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2013.01.07 Monday
無駄遣いをしましょう。
JUGEMテーマ:日記・一般 無駄の話。 先日築地市場で行われた初セリで、青森大間産のマグロが1億5千万円超で落札された。競り落としたのは昨年と同様、回転寿司チェーン店の社長だった。一説によると、この社長は現金を3億円準備していたという。この取引をめぐっては賛否両論あるようだが、少なくとも、このせいでマグロの価格が今後高騰するということはないような気がする。 さて、今の若者は(このフレーズが出始めるとオジサンになった証拠。)なかなか堅実だという話を前回書いたが、バブルを経験した僕からすると、お金をたくさん使う経験を彼らもできる世の中が早く来てくれれば良いと思う。 今日はさすがに少し下げだが、日経平均は安倍政権誕生前夜からうなぎ登りだ。今朝のテレビによると、デパートの年明け営業も絶好調だという。政権交代してまだ一ヶ月もたたないのに、消費者の懐具合が急によくなったわけではない。大切なのは世の中全体のムードだ。 バブルでいい思いをしなかったという人もいるかもしれないけど、僕は幸運にもいろいろ楽しい思いをさせてもらった。僕が何よりもいいなあと思ったのは、世の中全体の明るさ、独特の「うわつき感」だった。それと、無駄遣いがかなりの部分容認されていた。贅沢は素敵なことという言葉さえあった。 ご存知のように、その後日本経済は痛い目にあうわけだが、しかしながら、文化もふくめて世の中のいろいろなことって、きっと、無駄遣いの経験のなかから生まれ発達していく側面があるような気がする。僕のように四角四面で真面目な人間からは、文化の香り漂う業績というのは一切生まれないと言える。 無駄遣いというけれど、金は天下のまわりものだから、無駄遣いをした人もいれば、その一方で儲かった人もいるわけだ。その儲かった人は、儲かった、儲かったと浮かれてしまい、今度は自分が無駄遣いをする番になる。バブルのときって、その繰り返しだったような気がする。結果、みんなが少しずつ豊かになる、でも、度を超してしまったので、神様からきついお灸をすえられたわけだ。 まあ、このように考えれば、無駄遣いとうのは世の中全体から鳥瞰すると、無駄遣いのようで無駄遣いでないと言える。だから、お金があったら貯めてばっかりいないで、どんどん使いましょうというのが、今日の結論だ。といっても、現実的には、将来への備えを少しだけは準備しておく必要があることも事実だ。 今朝のテレビによると、大間の漁師さんには1億5千万円の約8割が入るらしい。この漁師さん、今年一年は寝て暮らせるね。でも、貯金はあまりしないで、どんどん遊んでもらうと、幸せのおすそ分けが多くの人にいきわたると思う。 写真は、北海道の函館山。百万ドルの夜景とよく言われるが、今の為替相場からすると約87百万円。大間のマグロの約半分だから、そう高くはないかもね(夜景壁紙.comさんから拝借しました。)。 コメント
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