人生はいろいろ。そして、人生はエロエロ。
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      あなたの過去は、知りたくないの。
      JUGEMテーマ:日記・一般



      イタコの話。


      禅僧である南直哉さんが書かれた『なぜこんなに生きにくいのか』という本にイタコに関する話が載っている。イタコとはご存知のように、青森県の恐山などにいる女性霊媒師のことで、「あの世」とコンタクトが取れる特殊能力を持っていると言われる。


      恐山には毎年、子供や親など、肉親を亡くした方々が多く訪れる。その主な目的は亡くなった方の供養と、イタコを通じて「あの世」に行ってしまった肉親にもう一度会うことだとされる。多くの人は、死んだ人は「あの世」でまだ生きていると信じていて、死んだ人が「あの世」で今何をしているのか、今何を考えいるか、イタコを通じて知りたいと考えている。


      浅田次郎さんに『椿課長の七日間』という小説がある。46歳で急死したサラリーマンの椿課長が、「あの世」から別の人間に姿を変えて3日間だけ「この世」に戻ることを許可される。だが、姿を変えて「この世」に戻って来てみると、自分の妻が不倫をしていたとか、生きていたときには知らなかった事実を次々と知らされることになる。


      イタコの話にしても椿課長の話にしても、どちらも「あの世」があるということが前提になっている。即物的で信仰心に乏しい人間である僕は、「あの世」があるとは考えていないが、ここでは「あの世」があるかどうかという議論は置くとして、この二つの話を通じて僕が感じることは、人間はどうして自分以外の人間のことを、とことん知りたがるのかということだ。


      椿課長の場合で言えば、「あの世」から「この世」に戻ってさえこなければ、自分が生きていたときに妻が不倫していたという衝撃事実を知らずに済んだのだ。何でもかんでも知ろうという精神は、僕は好きではない。菅原洋一に「知りたくないの」という曲がある。


      ♪ あなたの過去など 知りたくないの
       済んでしまったことは 仕方ないじゃないの


      この歌詞にある潔さが、僕は好きだ。どんな人間も、他人には言いたくない秘密をいくつも持っているはずだ。そういう秘密をなんでもかんでも知ろうとせず「そっとしておく」という姿勢が、人間関係、男女関係などを良好なものにするのではないかと思う。


      写真は、先日、僕が働く会社から撮ったもの。左側に小さく見える尖った建物がスカイツリーだ。

      | red | | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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